日本漢文の世界

 

月ヶ瀬梅渓(月瀬記勝)








梅谿遊記七語釈

緑竹(りよくちく)

草を指す場合もあるが、ここでは竹のこと。

(らん)

あざやかな様子。

銀海(ぎんかい)

日光や月光が、海や雲、川などに照り映えて銀色に見える景色。

螺旋(らせん)

ここではらせん状の山道のこと。

香雪(かうせつ)

梅の花のこと。

苔蘚(たいせん)

こけのこと。

蒼欝(さううつ)

青々と茂っている様子。

(きよ)

すわること。

眼界(がんかい)

目に見える限りの範囲。

豁然(くわつぜん)

広々とした様子。

呈露(ていろ)

あらわれる。「顕露」に同じ。

藏匿(ざうとく)

隠すこと。

彌望(びばう)

みわたす限り。

皜然(かうぜん)

「皓然」に同じ。真っ白。

泰山(たいざん)

山東省泰安市にある山。標高1,545メートル。天子が即位後に封禅の儀式をする場所であった。

下瞰(かかん)

下を見下ろす。

全真(ぜんしん)

天性(自然の本性)を保つこと。

雅馴(がじゆん)

(文章などが)典雅で俗っぽくないこと。

舞蝶(ぶてふ)

舞をまうように、ひらひらと飛ぶ蝶。


2019年5月2日公開。

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