日本漢文の世界

 

赤目四十八滝(観瀑図誌)








岩窟瀑語釈

混注(こんちう)
 「混混として」(絶え間なく)注ぐ。孟子離婁下に「源泉混混,不舍昼夜。」とある。

飛瀑(ひばく)
 「瀑布」に同じ。飛ぶように水が落ちることから。

雲木(うんぼく)
 高くそびえる木。

(うつ)蒼蒼(さうさう)
 草木があおあおと茂る様子。

峭崖(せうがい)
 けわしい崖。

巍然(ぎぜん)
 高くそびえている様子。

()
 草木。

皓然(かうぜん)
 「皜然」とも。白い様子。

半腰(はんえう)
 中間部分。

迸散(へいさん)
 四方に飛び散ること。

錯然(さくぜん)
 控え目な様子をいう語だが、ここでは錯綜(入り混じっている様子)の意味に使われている。

亂射(らんしや)
 むやみやたらに(弓などを)射ること。

濺濺然(せんせんぜん)
 水が速く流れる音。

狎玩(かふぐわん)
 「狎翫」とも。たわむれ、もてあそぶこと。

清淺(せいせん)
 水が透き通っており、深さは浅いこと。

(いそ)
 石の多い川原。

危巖(きがん)
 険しくそびえる岩。

奇勝(きしよう)
 すばらしい景色。

暢舒(ちやうじよ)
 リラックスすること。

於以(ゆゑ)
 「於以」は「是以」と同義。ゆえに。

瓢酒(へうしゆ)
 ひょうたんに入れた酒。

疲憊(ひばい)
 疲労。

造物(ざうぶつ)
 「造物者」に同じ。万物を創造した自然のこと。

布置(ふち)
 配置。

深闊(しんくわつ)
 深くて広いこと。

甚雨(じんう)
 大雨。

窄狹(さくけふ)
 狭いこと。

逆行(ぎやくかう)
 ここでは、川が逆流すること。

人神(じんしん)
 人と神。

破天荒(はてんくわう)
 いままでにないことを初めてすること。

絶奇(ぜつき)
 この上なく素晴らしい。

幽奇(いうき)
 静かですぐれている。

靈秘(れいひ)
 ひそかに隠しもつこと。

椽健(てんけん)(ふで)
 椽筆(太い筆)、健筆というのを一語で言ったもの。

聲名(せいめい)
 名声。

雙石(さうせき)
 天明5年(1785)~明治元年(1868)。日向飫肥藩の儒者。名は賡(こう)、字は子載。菅茶山、北條霞亭に詩を学ぶ。


2017年3月26日公開。

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