日本漢文の世界

 

赤目四十八滝(観瀑図誌)








曳布瀑語釈

峻崖(しゆんがい)
けわしい崖。

峭嶄(せうざん)
高く、けわしいこと。

(はら)
崖の中腹。

紛亂(ふんらん)
もつれ合って、乱れていること。

攢蹙(さんしゆく)
凝縮されていること。

造物者(ざうぶつしや)
万物を作り出す働き。大自然のこと。

欹仄(きそく)
体を傾ける。

上頭(じやうとう)
てっぺん。

顛躓(てんち)
つまずいて倒れること。

[氵薨(こう)][氵薨(こう)]
滝の水が集まってたえる音の形容。

脚底(きやくてい)
真下。

潭涯(たんがい)
滝つぼの水際。

全豹(ぜんぺう)
全体。全貌。

技癢(ぎやう)
自分のすぐれた才能を発揮したい気持ち。

(がん)
厨子。仏壇。

(ちやう)
とばり。幕。

(きよ)
用水路。

聳立(しようりつ)
そびえたつ。

()
そばまで迫っていること。

一條(いちでう)
ひとすじ。

素布(そふ)
白い布。

垂下(すいか) たれさがる。 十仞(じふじん)
一仞は七尺。よって十仞は約20メートルになる。

拗捩狀(えうれいじやう)
ねじれた様子。

[日麗(さい)]()
さらし布。

翩反(へんぱん)
翩翻(へんぽん)に同じ。たなびく様子。

密松(みつしよう)
すきまのないほど密集した松林。

叢竹(そうちく)
たけやぶ。

軟舒(なんじよ)
やわらかく、ゆったりしていること

奮激(ふんげき)
はげしくほとばしる様子。

老秋(らうしう)
秋。

濬然(しゆんぜん)
計り知れないほど深い様子。

龍脈(りゆうみやく)
大地内の気の流れ。

上殺(じやうさい)
上のほうが細くなる。

首跗(しゆふ)
頭と足の甲。

(たふ)
長いす。

()
ついたて。

(へい)相國(しやうこく)
平清盛のこと。

游觀(いうくわん)
見物すること。

顯揚(けんやう)
世の賞賛を受けていること。

閉晦(へいくわい)
世に知られていないこと。


2009年9月6日公開。

ホーム > 名勝の漢文 > 赤目四十八滝(観瀑図誌) > 曳布瀑語釈

ホーム > 名勝の漢文 > 赤目四十八滝(観瀑図誌) > 曳布瀑語釈