日本漢文の世界

 

赤目四十八滝(観瀑図誌)








千手瀑語釈

亂石(らんせき)
あちこちに散らばる岩石。

跳躍(てうやく)
飛び越えること。

數十武(すうじふぶ)
「武」は「半歩」のことで、3尺(約90センチメートル)に当たる。

懸泉(くゑんせん)
滝のこと。滝は、「瀑布」というほか、「懸泉」「懸瀑」「懸瀨」などの呼び方がある。

廿步(にじふほ)
「歩」は、6尺で約180センチメートルに当たる。「歩」と言っても歩幅よりずっと長い。

蹙然(しゆくぜん)
狭く縮まること。

滾然(こんぜん)
水が、ぼこぼこと流れる様子。

潭匯(たんくわい)
淵のこと。ここでは、滝つぼのこと。

(いけ)
浅い、ため池のこと。

(ひろ)廿步(にじふほ)(ばか)
20歩(約36メートル)四方の広さ。

清徹(せいてつ)
水が清くすきとおっていること。

細石(さいせき)
こまかい石。

的皪(てきれき)
鮮明に見える様子。

(すく)
水中のものを取ること。

(わた)
水のあるところを、歩いてわたること。


2009年3月28日公開。

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