日本漢文の世界

 

赤目四十八滝(観瀑図誌)








行者瀑語釈

(かう)
郊外。

山隙(さんげき)
山と山の間。

(よう)
すがた。

溪水(けいすい)
谷川の流れ。

[氵虢(くわく)] [氵虢(くわく)]
[氵虢][氵虢]は水が激しく流れる音。

磷磷(りんりん)
水がきれいで、流れの中に石がきれいに見えること。

茆屋(ばうをく)
かやぶきの家。

(ついで)()
順序が不同であるということ。

笠檐(りふえん)
かぶりがさの、ひさし。

延壽院(えんじゆゐん)
四十八滝の入り口付近にある寺。以前は、境内を通らなければ滝に入れなかったが、現在の遊歩道は寺の下側を通るようになっているため、寺をおとづれる遊歩者は少ない。

德治(とくぢ)二年(にねん)
鎌倉時代の1307年。

石浮圖(いしふと)
石仏。

剝蝕(はくしよく)
表面は剥落し、内部まで腐蝕している。

山口(さんこう)
山の入り口。
(きやう)
その場所。

幽寂(いうじやく)
ひっそりとしていること。

蒼崖(さうがい)
草木が茂って青青とした崖。

艾蒳(がいなふ)
よもぎなどの雑草。

毿毿(さんさん)
なが細い様子。

(ちやう)
わが国の長さの単位。1町は約110メートル。

澄潭(ちようたん)
清くすんだ淵。

石隙(せきげき)
石のすきま。

數尺(すうじやく)
1尺は、約30センチメートル。

鏘然(しやうぜん)
川がさらさらと流れる音。

神思(しんし)
精神。


2009年3月28日公開。

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