日本漢文の世界

 

赤目四十八滝(観瀑図誌)








荷擔瀑語釈

浪花(らうくわ)
 波のしぶき。

荷擔(かたん)
 荷物をかつぐ。

亂石(らんせき)
 あちこちに散らばる岩石。

怪石(くわいせき)
 形の変わった岩石。

()
 馬などのように乗ること。

立岩(りふがん)
 そそり立っている岩石。

堵墻(としやう)
 かきね。

嵌空(かんくう)
 すきま。

()
 足の甲。ここでは、岩の根元。

痕跡(こんせき)
 きずあと。

截然(せつぜん)
 ばっさりと断ち切られている様子。

斧斤(ふきん)
 おの。

割殺(かつさつ)
 真っ二つに割ること。

狹小(けふせう)
 ここでは、岩の幅が狭いこと。

山霤(さんりう)
 岩から染み出る水滴。

雨滴(うてき)
 雨だれのように滴り落ちる。

青蓮峽(しやうれんけふ)
 青蓮寺川の流域である、香落渓(かおちだに)のこと。

鬼斧(きふ)(かう)
 鬼斧神巧(工)とも言い、人間には到底作りえぬ造化物を譬えていう。

半腹(はんぷく)
 山や崖の中ほどの部分。

脚底(きやくてい)
 脚下に同じ。足元。

(しぶ)
 (恐怖などで)進みが遅くなる。

薈翳(わいえい)
 木が生い茂っている様子。

眉端(びたん)
 眉間(みけん)のこと。「喜びが眉端に上る」とは、喜びの表情を浮かべたこと。

大體(だいたい)
 おおよそのあらまし。

穹然(きうぜん)
 中央が高く盛り上がっている様子。

駝背(だはい)
 駱駝の背中。

洼然(わぜん)
 深くくぼんでいる様子。

(きよ)
 掘割のこと。

分溢(ぶんいつ)
 分かれてあふれ出ている。

壁立(へきりつ)
 壁のように聳え立っている。

三級(さんきふ)
 三段になっていること。

雙雙(さうさう)
 一対ずつ。二つずつ。

蟉糅(りうじう)
 竜の首のようにねじれ、もつれている。

委曲(ゐきよく)
 「委婉曲折」で、くねくねと曲がっていること。

岩腰(がんえう)
 岩の中腹。

横舒(わうじよ)
 横へゆるやかに伸びる。

涓涓(けんけん)
 ちょろちょろと流れる様子。

詭流(きりう)
 変わった流れ。

(げき)
 仲たがい。

(あひ)(かな)
 仲良くしていること。

四派(しは)兩層(りやうそう)
 四派は四つの支流ということで、これは二つの流れ(支流)が二層(両層)になっているので、四派ということになる。

奇觀(きくわん)
 珍しいながめ。

(はう)
 四角形。

欹臥(きぐわ)
 寄りかかって、横たわる。

絕奇(ぜつき)
 非常にすばらしい。

尤物(いうぶつ)
 すぐれた物。

失脚(しつきやく)
 足を踏み外すこと。

小懸水(せうけんすい)
 夫婦滝(めおとだき)のこと。

茅花(ばうくわ)
 かやの花。

顧眄(こべん)
 かえりみる。


2017年3月26日公開。

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