酒を飲むこと。
食物の味。ここでは「美味」のこと。
川や海で捕れる魚。鮮も鱗も「さかな」という意味。
新たな漁獲。
よだれが出るほど、食べたくてたまらないこと。
どろ。
おいしい魚。
「最近」という意味。
広島県の尾道。
しばらく逗留(とうりゅう)すること。
不詳。学海先生の友人。子純は字(あざな)。
尾道の対岸にある島。現在は尾道と橋でつながっているが、当時は渡し舟で行き来していた。
塩田(えんでん)のこと。向島では、製塩や塩の交易が盛んであった。
鯛(たい)。わが国では、魚の中でもっとも珍重される。
やわらかくて、うまい肉。「脆(ゼイ cuì)」は柔らかい肉という意味がある。ここでは、鯛を塩焼きにして食べている。
真っ白であること。
わが国の「しょうゆ」。
まだまだ、こんなものではない。(これくらいで「うまい」といってもらっては困る。もっともっとうまい鯛を食べさせますぞ。)
身支度をすること。装束(しょうぞく)ともいう。
あさひのこと。
青い色の宝石。
みがいて、作り上げること。『礼記』学記に「玉、琢(みが)かざれば、器(き)を成さず」とある。
因島(いんのしま)と弓削島(ゆげしま)の間にある島。灯台で有名。(愛媛県弓削町)
船底(ふなぞこ)。
水夫のこと。
輪になって並ぶこと。
逃げられること。
朱鬛は、あかいひれ。金鱗は金色のうろこ。朱鬛金鱗とはもちろん鯛のこと。
魚が勢いよく跳ねる様子。
罾(ソウ zēng)は、四手網のこと。四手網は、四隅を竹で張った四角い網。かごのような形をしている。
「付(フ fù)」は、「あたえる」という意味。(「つける」意味は「附(フ fù)」。)
大きな鯛。鱗はここでは鯛のこと。
「此閒(cĭ jiān)」で「ここ」、「当地」という意味。白話語彙で、仏典にも出てくる語。
料理人。
熱い吸い物。ここでは「うしお汁」のこと。
刺身のこと。
香りがよく、やわらかい、脂の乗った肉。
菅茶山(1748-1827)は、江戸時代の著名な漢詩人。頼山陽の師匠。広島の神辺(かんなべ)で廉塾(れんじゅく)を主宰していた。
非凡さに感嘆すること。
口腹とは飲食のこと。ラッキーなグルメ三昧ができて、うれしい。
2002年1月20日公開。