旧国名。現在の群馬県にあたる。
代代という意味のときは、「よよ」と訓じる。
才能が人並みはずれて優れていること。
性質、人柄。体つき・顔つきなどをいうこともある。
肌の色が白いこと。
気性がするどくきついこと。
非凡な節操があること。
大きな墓。音は「チヨウ zhŏng」
かゆ。饘は濃いかゆ。粥は薄いかゆ。
やせて骨ばかりになること。
お上の耳に達すること。
役人。お上。
表彰すること。
ばくち。
訴訟ずきなこと。
監獄の小役人。看守。
江戸のこと。
旧国名。福岡県の東部にあたる。
いたるところ。
盗賊。
旅立つ人に、はなむけとして物を贈ること。
わが国では、「くさりかたびら」のこと。(原義は、衣の下によろいをきること。)
現在の東京都板橋区。駅は宿場のこと。
ここでは、うつぶせに寝ていたと考えられる。
うつぶせに寝ているので、尻の部分が飛び出て高くなり、頭の部分がへこんでいる。
無作法である。
跳ね起きること。
大声でどなりつける声。
恐れて避けること。
やかましくさわぐこと。国語の「ケンカ」(言い争いとか殴り合い)の意味ではない。
なかま。
大泥棒の親分。
かつて。
やっつけることがむずかしい相手。
待ち伏せすること。
追いはぎのこと。
背の低い男。(史記の孟嘗君列伝に、趙の人が孟嘗君をあざけった言葉として出ている。)
どなりつける。
恐ろしくて脚がガタガタふるえること。
男子の尊称。「貴殿」という意。
刀の柄(つか)。
大声でどなる。
態度を改めること。
憂えるさま。
いきどおり、なげくこと。
京都のこと。
ひざまずいて礼拝する。
官に仕えず、民間にある臣下。
道行くひとびと。
おおいに笑うこと。
京都の郊外。
足利尊氏(1305-1358)。尊王派の彦九郎にとって、建武の中興を頓挫させ、室町幕府を開いた尊氏は、許しがたい逆賊であった。尊氏の墓は、等持院(京都市北区)にある。
罪をかぞえあげて責めること。
権力者。ここでは、老中であった田沼意次(たぬま・おきつぐ、1719-1788)のこと。田沼が実権をもった約20年間は田沼時代と呼ばれ、田沼は積極的な重商主義政策を展開したが、賄賂や汚職が横行した。
政府(ここでは幕府)の内部にいる人と外部にいる人。
うれえ、うらむ。
将軍のこと。当時は第十代徳川家治。
全然ご存知ない。百は、打消し語とともに使われ、「全然・・・ない」という意味。
使い古しの紙。反故(ほご)。
ここでは、徳川氏の祖廟である、日光東照宮のこと。
呼び集めること。
あの小僧。ひと(ここでは田沼意次)を軽蔑していう語。
よくないこと。ここでは田沼の賄賂政治を指す。
交際の範囲。
諸侯(大名)のこと。
まねいて呼び寄せること。
寛政の改革を実行しつつあった松平定信(まつだいら・さだのぶ1758-1829)のこと。
洗いざらしの、衣服やはかまを着ている。身なりが質素であること。
ここでは、食物をすすめること。
徳の高い人。
おしえさとすこと。
ためらうこと。
あやまち。
先年。過ぎ去った年。
囚人のこと。
人民を徳によって、それとなく、よい方向へ導く教え。
旧国名。今の福岡県の南部にあたる。
関所の役人。
しかりつけて留めること。
久留米藩の儒医、森(宮川)嘉膳。久留米の名士で、久留米を訪れる人は必ず彼を訪ねた。彦九郎の死後、その遺体を庭に仮埋めし、埋葬の官許を得るため東奔西走し、ために家産を傾けても省みなかったという。
命を絶つこと。
役人が来るまで待て、ということ。
「わかった。」 承諾のことば。
はげしい調子で話すこと。
よなか。
ともしび。ろうそくなどの明かり。
天下。
「お達者で。」別れに臨んで、無事を祈ることば。
京都、江戸、大阪。
恥じ、いきどおる。
思い切りがよい。果敢である。
眠って夢を見ている間。
史伝の最後に挿入する論評を「論賛」という。論賛は「外史氏曰く」とするほか、「野史氏曰く」、「賛に曰く」などの形式で書かれる。
亡父をいう。山陽先生の父・頼春水(1746-1816)のこと。
生まれ故郷の戸籍。
後醍醐天皇(1288-1339)。後醍醐天皇は年号に「元弘」を選ばれたので、このようにお呼びしている。後醍醐天皇の御代は南北朝で別の元号をもちいていた。南朝の元号である「元弘」を用いることは、尊王の意味をもつ。
旧国名。鳥取県西部にあたる。
その土地に生まれて住んでいる人。
国の法を守らず、叛乱を図ること。
ぬれぎぬ。
2001年8月5日公開。