狂歌のこと。大田南畝は有名な狂歌師。
「滑稽」も「詼謔」も、おもしろおかしくすること。
田舎のじいさんばあさん。
蜀山人(しょくさんじん)というのは、大田南畝の別号。
下僕の名前。「いっすけ」と読むと思われる。
「質愨」も「朴魯」も、飾り気がなく、まじめなこと。
商売の元金。もとで。
ひとがらのこと。
のろまで、世情にうといこと。
損をして売ること。
「またいつものように、無心に来たのに違いなかろう。」
「奴(ド nú)」は、自己を指す謙譲語としても使用される。
はがれ落ちること。
反故(ほご)のこと。
のりで貼ってつくろうこと。
「几」はつくえ。つくえの上。
文字を書いた掛け物のこと。この語は日本語(和製漢語)。
うやうやしく礼を述べること。
南畝の門人(弟子)。
変わった趣向があふれている。
南畝に、「先生の文章や詩を書いた紙を逸助がたくさんもっております。私もほしい。」と言いにいった。
「子」は男子の尊称。きみたち。
逸助のこと。「逸助に言って譲ってもらったよかろう。」「ボク」と読むと南畝自身のことのようなので、「しもべ」と読んでおく。
仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)。7月15日。
さいふ。嚢を傾けるとは、有り金をはたくこと。
「罩(タウ zhào)」とはカバー(おおい)のこと。「罩紙燈」は「ちょうちん」のこと。
送り届けること。
飛ぶように書きまくること。
「随○○随△△」は、「○○すれば、それにしたがって、△△する」という意味。口をついて詩文が出てくれば、それをただちに書き付ける。
あらかじめ作りおいた詩文。
またたく間に。
ビラ(ちらし)のこと
「洒落(să luò)」とは、「自然でさっぱりした様子」というのが原義だが、ここでは日本語の「しゃれのめしている」という意味。
おもしろおかしく、ふざけること。
ビラをまわし読みしたこと。
遠くの人も近くの人も。
戯作(げざく)文学のこと。
『東海道中膝栗毛』で有名な十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく、1765-1831)。
門番のこと。
(名刺を)とりつぐこと。
(身分の)いやしい男。待たされたので腹が立ち、南畝をさげすんで言った言葉。
きみ。相手を親しんで呼ぶ語。
ここでは、愚弄すること。
自己を謙遜していう語。
酒代(さかて)。
桐の材木。「桐」は音「トウ tóng」
げた屋。
2002年2月2日公開。