日本漢文の世界


蕉翁逸事語釈

(せう)(をう)

俳聖松尾芭蕉のこと。翁は年配の男子の尊称。

逸事(いつじ)

世に知られていない事実。

伊賀(いが)

旧国名。三重県西部。

元祿(げんろく)

江戸中期の年号。西暦1688年から1704年まで。町人文化がさかえた。

大和(やまと)

旧国名。奈良県。

孝女(かうぢよ)

孝行むすめ。

至性(しせい)

非常に善良な性質のこと。

一歳(あるとし)

一日(イチジツ=あるひ)と同様の用法。

山城(やましろ)

旧国名。京都府南部。

攝津(せつつ)

旧国名。大阪府から兵庫県南部にまたがる。

芳野(よしの)

奈良県の吉野。桜の名所。

(しやう)する

めでること。

(いま)(ぢよ)

今さん。女(じょ)は、国語で「たか女」とか「千代女」のように女性名のあとにつけることば。漢文で使うのは和習。

(なう)

財布のこと。

(いま)

これは、「ただ今」の「今」ではなく、今女のこと。

遺憾(ゐかん)

残念の意。

(そで)(はら)

これから出発する、という動作。払うとは振ること。「払衣(ころもをはらう)」ともいう。

2001年8月5日公開。2002年4月28日一部修正。