日本漢文の世界

 

頼山陽の故居・山紫水明処訪問



3.山紫水明処の建物 (1)

 山陽先生の書斎「山紫水明処」は、四畳半と二畳の二間しかない狭い小屋にすぎません。しかし、かなり趣向を凝らしてあります。

頼山陽書斎「山紫水明処」間取り図

 屋根は葦で葺かれております。この屋根は2006年10月に葺き替えが完了したばかりで、非常にきれいです。葺き替え工事は、京都府教育委員会が行ったもので、屋根の葺き替えばかりでなく、屋根裏の骨組みの修理に加え、柱にも樹脂を充填するなどの補強を施しました。また、建物の傾きも修正されています。この工事には約1年半の期間を要しました。

頼山陽書斎「山紫水明処」
鴨川側からみた山紫水明処

頼山陽書斎「山紫水明処」天井
山紫水明処の天井

 四畳半の天井は葦(よし)で編まれたもので、この趣向は山陽先生が自ら考えられたものだそうです。

頼山陽書斎「山紫水明処」腰板
葦を編みこんだアジロ作りの腰板。
柱はわざと粗末な赤松を用いています。

 葦をつかってあるのは、天井ばかりではなく、壁の腰板は葦を編みこんで漆で仕上げたアジロ作りになっています。そして、柱にはわざと粗末な赤松材を用いてあります。粗末に見えて実は贅沢という風流。



2007年12月30日公開。

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