日本漢文の世界

 

頼山陽の故居・山紫水明処訪問



6.山紫水明処の建物 (4)

頼山陽書斎「山紫水明処」床の間
床の間と掛け軸。この「雲か山か」の書はレプリカです。

 山紫水明処の四畳半には、窓の左側に簡単な床の間があります。床の間と言っても粗末なもので、床と同じ高さしかありません。このような床の間は、先生の在世当時に大流行した煎茶道の流儀によるものだそうです。当時の文人の間では、茶道はあまりに形式的なものとして敬遠され、略式で気軽なものとして煎茶が流行していたそうです。

頼山陽書斎「山紫水明処」小襖
小襖の水墨画。説明員さんの手が写っています。

 西側の窓の上にある小襖には、竹の水墨画が描かれています。これはずいぶん古びたものですが、山陽先生の友人・小田海仙が描いたもので、当時そのままのものだそうです。

頼山陽書斎「山紫水明処」楣間の書
「山紫水明処」の額。
書では、横書きのときは右から左へと書きます。

 東側の楣間(びかん)には、「山紫水明処」と書いた額が掛っています。これは、旧広島藩主・浅野長勲侯の書とのことですが、現在飾られているものはレプリカです。

頼山陽書斎「山紫水明処」二畳間
二畳間の床には、山陽先生の筆跡のレプリカが置いてあります。

頼山陽書斎「山紫水明処」二畳間天井
二畳間の天井は葦張りではなく、普通の板張りです。

 四畳半の隣の二畳の間には、山陽先生の書のレプリカが床に並べて置いてありました。

頼山陽書斎「山紫水明処」二畳間から庭を見る
二畳間から庭を見たところ。

頼山陽書斎「山紫水明処」二畳間横の板の間
二畳間の横にすこしだけ板の間があります。

 二畳間の横には少しばかり板の間があり、そこからも庭へ出入りができるようになっています。



2007年12月30日公開。

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