日本漢文の世界

 

中江藤樹の講堂跡・藤樹書院訪問



5.陽明園

陽明園
陽明園 位置図(赤枠部分)

 道の駅をすぎて少し行くと、右側に「陽明園」という中国式庭園があります。高島市が平成4年(1992年)に総工費2億4千万円をかけて造成したものです。「陽明園」と名付けられたのは、中江藤樹が日本陽明学の祖とされていることにちなんでいます。
 

陽明園入り口
陽明園入り口

陽明園の藤樹門
藤樹門と名付けられた洞門から陽明園内を見る
S氏撮影

 陽明園は完全な中国式庭園で、壁で囲まれた空間になっており、洞門(どうもん)とよばれる壁に穴を開けた入り口が数カ所設けられています。また、中国から持ち込まれた奇石があちこちに配置されています。

陽明園内の様子
陽明園内の様子
S氏撮影
 
王陽明像
王陽明の像もあります
S氏撮影

 王陽明の像もあります。これは王陽明の故郷である中国の浙江省余姚(よよう)市の花崗岩を用いて、余姚市の人々が作ったものとのことです。
 平成の初めころの「日中友好」の時代に作られたもので、藤樹とは直接には関係のない施設ですが、記念館の真横にありますので、記念館訪問の前後に訪れてもよいと思います。



2024年12月7日公開。

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