日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



柳田貞亮(正斎)
やなぎだ・さだあき(しょうさい)


1796-1888。書家。王羲之に学んだ正統書法で影響力があった。

柳田貞亮 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

誠而断
  乙亥之夏
  貞亮書

[訓読]

(せい)にして(だん)
  乙亥(いつがい)(なつ)
  貞亮(さだあき)(しょ)

[語釈]

(せい)
 うそいつわりのないこと。
(だん)
 決断力に富むこと。
乙亥(いつがい)
 「きのと・い」の年。明治8年(1875年)。

[訳]

うそいつわりなく、決断力に富む。
   明治8年の夏
   貞亮書く

2010年9月12日公開。

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