日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



鵜沢総明 五言対句
うざわ・ふさあき


1872-1955。明治大学学長。東京裁判日本側弁護団団長。

鵜沢総明 五言対句 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

行遠必自邇
登高必自卑
(五言対句)
 昭和十四年春日 総明書

[訓読]

(とお)きに()くには(かなら)(ちか)きよりし、
(たか)きに(のぼ)るには(かなら)(ひく)きよりす
 昭和(しょうわ)十四(じゅうよ)(ねん)春日(しゅんじつ) 総明(ふさあき)(しょ)

[訳]

遠方へ行くには、必ず近いところから出発し、
高いところへ登るには、必ず低いところから出発する。
  昭和十四年春 総明書

[出典]

『中庸』第十五章

2009年12月6日公開。

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