日本漢文の世界
英傑の遺墨が語る日本の近代
高田早苗(半峰)
たかだ・さなえ(はんぽう)
1860-1938。早大総長。第2次大隈内閣文相。
[解読]
古道照顔色
半峰学人
[訓読]
古道
(
こどう
)
顔色
(
がんしょく
)
を
照
(
てら
)
す
半峰
(
はんぽう
)
学人
(
がくじん
)
[語釈]
古道
(
こどう
)
昔の聖人の道。
顔色
(
がんしょく
)
顔のいろつや。かおいろ。
[訳]
(昔の聖人が書いた書物を読むと)昔の聖人の道が、ありありと我が顔色を照らし、あたかも直接それらの聖人とお会いしているかのようである。
半峰学人
[出典]
宋の文天祥の『正気歌』の最終句。
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2010年9月12日公開。
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