日本漢文の世界
英傑の遺墨が語る日本の近代
田口弼一(醒軒)
たぐち・すけかず(せいけん)
1882-1953。衆議院書記官長。貴族院議員。
[解読]
黍稷稲粱
農夫之慶
醒軒
[訓読]
黍稷
(
しょしょく
)
稲粱
(
とうりょう
)
は
農夫
(
のうふ
)
の
慶
(
よろこび
)
なり
醒軒
(
せいけん
)
[語釈]
黍稷
(
しょしょく
)
稲粱
(
とうりょう
)
穀物のこと。ちなみに、「黍」は、もちきび。「稷」は、うるちきび。「稲」は、いね。「粱」は、おおあわ。
[訳]
穀物の収穫こそは、農民の喜びである。
醒軒
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2010年9月12日公開。
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