日本漢文の世界
英傑の遺墨が語る日本の近代
野村龍太郎(蓑洲)
のむら・りゅうたろう(さいしゅう)
1859-1943。満鉄総裁。湘南伝記鉄道会長。
[解読]
苦心中常得悦心之趣
得意時便生失意之悲。
蓑洲生龍
[訓読]
苦心
(
くしん
)
の
中
(
なか
)
に
常
(
つね
)
に
心
(
こころ
)
を
悦
(
よろこ
)
ばしむるの
趣
(
おもむき
)
を
得
(
え
)
、
得意
(
とくい
)
の
時
(
とき
)
に
便
(
すなわ
)
ち
意
(
い
)
を
失
(
しっ
)
するの
悲
(
かな
)
しみを
生
(
しょう
)
ず。
蓑洲生
(
さいしゅうせい
)
龍
(
りゅう
)
[訳]
逆境の中にも、常にうれしいことはあるものであり、
順風満帆の時でも、がっかりして悲しくなるようなことはあるものだ。
蓑洲・龍太郎
[出典]
『菜根譚』
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2009年12月6日公開。
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