日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



中島弥団次
なかじま・やだんじ


1886-1962。浜口蔵相秘書官。衆議院議員。

中島弥団次 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

南北東西帰去来
夜深同看千巖雪
 為畠中君 故浜口首相東京駅遭難之吟 中島弥団次

[訓読]

南北(なんぼく)東西(とうざい)、帰去来(かえりなんいざ)
夜(よ)深(ふか)く同(とも)に看(み)る千巖(せんがん)の雪(ゆき)
 畠中(はたなか)君(くん)の為(ため)に 
故(こ)浜口(はまぐち)首相(しゅしょう)東京駅(とうきょうえき)遭難(そうなん)の吟(ぎん) 
中島(なかじま)弥団次(やだんじ)

[語釈]

帰去来(かえりなんいざ)
 「家(故郷)に帰ろう」ということ。陶淵明の「帰去来辞」に見える。
千巖(せんがん)
 多くの岩。

[訳]

東西南北に奔走していたが、故郷に帰りたくなった。
夜遅く君とともに岩場に積もった雪を見る。
  畠中君の為に。
  故浜口首相の東京駅遭難を吟じた句。
  中島弥団次

[訳]

『碧巖録』

2010年9月12日公開。2010年9月14日修正。

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