日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



永井潜 五言対句
ながい・ひそむ


1876-1957。東京医科大学教授。台北帝大医学部長。

永井潜 五言対句 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

雲過知禅意
水流観道心
(五言対句)
   潜

[訓読]

(くも)()ぎて禅意(ぜんい)()り、
(みず)(なが)れて道心(どうしん)(かん)ず。
     (ひそむ)

[語釈]

禅意(ぜんい)
 無我の境地。

道心(どうしん)
 正しい道を行おうとする心。

[訳]

雲が通り過ぎるのを見て、無我の境地を知り、
水が流れる音を聞いて、正しい道を行おうと決意する。
   潜

2009年10月12日公開。2009年10月14日修正。

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