日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



鎌田栄吉(竹堂) 五言対句
かまた・えいきち(ちくどう)


1857-1934。慶應義塾塾長。加藤内閣文相。枢密院顧問。

鎌田栄吉 五言対句 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

長安一片月
万戸擣衣声
(五言対句)
   竹堂

[訓読]

長安(ちょうあん)一片(いっぺん)(つき)
万戸(ばんこ)(ころも)()つの(こえ)
    竹堂(ちくどう)

[語釈]

一片(いっぺん)
 「ひとつ」の意。
(ころも)()
 当時の洗濯は、洗濯後の衣類に糊をつけたあと、「きぬた」でたたいていた。

[訳]

長安の都では、一つの月が明るく照らしている。
あちこちの家から、衣類を砧(きぬた)で打つ音が聞こえてくる。
            竹堂

[出典]

唐代の詩人・李白の詩『子夜呉歌』より

2010年5月1日公開。

ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代 > 作品リスト > 鎌田栄吉

ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代 > 作品リスト > 鎌田栄吉