日本漢文の世界
英傑の遺墨が語る日本の近代
伊豆凡夫(蘿山)
いず・ぼんぷ(らざん)
1864-1944。陸軍少将。帝国飛行協会理事。富国徴兵保険会社創設者。
[解読]
孝
百行之基
七十四叟 凡夫
[訓読]
孝
(
こう
)
は
百行
(
ひゃっこう
)
の
基
(
もと
)
なり
七十四
(
しちじゅうし
)
叟
(
そう
)
凡夫
(
ぼんぷ
)
[語釈]
孝
(
こう
)
子として親に孝養を尽くすこと。
百行
(
ひゃっこう
)
あらゆる行い。
[訳]
親への孝養こそは、あらゆる行いの根本である。
七十七歳の老人 凡夫
[出典]
『白虎通』攷黜に「孝、道之美、百行之本也」(孝は、道の美なるものにして、百行の本なり)とある。
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2010年9月12日公開。
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