日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



板垣征四郎
いたがき・せいしろう


1885-1948。陸軍大将。

板垣征四郎 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

兼六合以開都
掩八紘而為宇
(六言対句)
 昭和十二年七月 板垣征四郎謹書

[訓読]

六合(りくごう)()ねて(もっ)(みやこ)(ひら)
八紘(はっこう)(おお)いて(しこう)して(いえ)()
 昭和(しょうわ)十二年(じゅうにねん)七月(しちがつ) 板垣(いたがき)征四郎(せいしろう)謹書(きんしょ)

[語釈]

六合(りくごう)
 天地と四方を併せてた全世界。
八紘(はっこう)
 国の八方の隅々ということから、全世界のこと。

[訳]

全世界を都とし、家とする。
 昭和12年7月 板垣征四郎謹書

2010年9月12日公開。

ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代 > 作品リスト > 板垣征四郎

ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代 > 作品リスト > 板垣征四郎