日本漢文の世界

 

英傑の遺墨が語る日本の近代



土方寧
ひじかた・やすし


1895-1939。東京帝大法科大学長。貴族院議員。

土方寧 日本漢文の世界 kambun.jp

[解読]

尽人事待天命
  八十一叟 土方寧

[訓読]

人事(じんじ)()くして天命(てんめい)()
  八十一叟(はちじゅういっそう) 土方(ひじかた)(やすし)

[訳]

力の限りできることをやりつくして、その後は天命にまかせる。
 八十一歳の老人 土方寧

[出典]

『初学知要』に「学者之於患難、只以義処置了。而後須放下。是尽人事而後委天命也」(学者の患難におけるや、ただ義を以て処置しおわり、しかる後、すべからく放下(=すておく)すべし。是れ人事を尽くして、しかる後天命に委ねるなり)とある。

2010年9月12日公開。2010年9月14日修正。

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