山下奉文 七言対句
やました・ともゆき

[解読]
松風払塵月影動
細雨穿空水有痕
(七言対句)
奉文書
[訓読]
松風塵を
払って
月影動く
細雨空を
穿って
水痕有り
奉文書す
[語釈]
松風 松の梢に吹く風。松籟。
月影 月の光。
塵 土ぼこり
細雨 霧雨。
空を
穿つ
空に穴をあけるような勢いで降ってくること。蘇軾の『念奴嬌』に「乱石穿空、驚濤拍岸」とある。
水痕 乾かずに残っている水のあと。
[訳]
松の梢に吹く風に、土ぼこりが舞いあがり、月の光も揺れている。
霧雨が、空に穴をあけるように降り、水のあとが乾かずに残っている。
奉文書く
2010年5月1日公開。
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