伊藤博文 書幅
明治から昭和初期までは激動の時代です。この時代の英傑たちが残した多くの墨跡は、書の巧拙はともかくとして、みな書者の人柄を彷彿とさせ、時代の精神を伝えています。
この時代には、まだ漢詩文の教養が生き残っており、書作品の内容は、書者自身による自作の漢詩や対句が多いのが特徴です。(ただし、時代が下るに従って、唐詩等の引用が増えてきます。それらについては「出典」を明示しました。)
この時代は、現代に近すぎるために、英傑たちの遺墨も価値あるものとして認識され、蒐集されることは、ほとんどありませんでした。
私は縁あって、この時代の墨蹟コレクション『やまとコレクション』の図録作成をお手伝いさせていただいており、解読文および訓読、現代語訳を作成しております。図録は来年(2010年)出版される予定です。
図録出版以前にネットで先行公開いたしますのは、読者の皆様に誤りのご指摘をお願いしたいからです。草書の読み誤りや解釈の誤りなどがあれば、どんな小さなことでも、ご指摘ください。皆様のご協力により、図録がより正確なものとなることを、心から願っております。
遺墨の多くは、草書で書かれております。私は江守賢治先生の名著『草書検索字典』(三省堂)を頼りに解読を試みておりましたが、多くの誤りがあり、ご指摘を受けて修正することができました。また、詩の解釈についても、まったく逆の意味に解していたもの等があり、これらもご指摘により修正できました。ほんとうにありがとうございます。今後も引き続きよろしくお願い申し上げます。(管理人 拝)
ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代
ホーム > 英傑の遺墨が語る日本の近代
2009年3月28日公開。2009年9月6日追加。