三條実美 五言絶句
さんじょう・さねとみ

[解読]
微寒共被眠
滂沛夜來雨(韻)
白屋下踈簾
草虫啼在戸(韻)
(五言絶句。上声麌韻)
三條 実美
[訓読]
微寒被を
共にして
眠る
滂沛たり
夜來の
雨
白屋踈簾を
下し
草虫啼きて
戸に
在り
三條 実美
[語釈]
微寒 薄ら寒い気候。
被 かけぶとん。
滂沛 雨がさかんに降る様子。
夜來 前の晩から続いていること。
白屋 かや葺きの粗末な家。
踈簾 目の粗いすだれ。
草虫 草むらでなく虫。
戸に
在り
戸口にいること。
[訳]
ちょっと寒いので布団を分け合って眠った。
昨夜から雨がざあざあ降っている。
茅葺きの小さな家で簾を下ろすと、
戸口で虫が鳴いている。
三条 実美
2010年5月1日公開。2010年5月6日修正。
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