斎藤隆夫(天城) 七言対句(明詩)
さいとう・たかお(てんじょう)

[解読]
鳥雀不知郊野好
穿花翻恋小庭中
(七言対句)
昭和乙亥初夏 天城 隆
[訓読]
鳥雀は
知らず
郊野の
好きを
花を
穿ち
翻って
恋う
小庭の
中
昭和乙亥初夏 天城 隆
[語釈]
鳥雀 小鳥。
郊野 郊外の広い野原。
花を
穿つ
花の間を通り抜ける。
昭和乙亥 「乙亥」は「きのと・い」の年。昭和10年。
[訳]
小鳥たちは、郊外の野原のよさを知らない。
我が家の小さな庭の中で花に戯れている。
昭和10年初夏 天城・隆夫
[出典]
明末・清初の詩人・高珩(こうこう)の『春日雑詠』詩の転結。
2009年12月6日公開。
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