小野 長愿(湖山) 七言絶句
おの・ちょうげん(こざん)

[解読]
朝昏灌漑手親為(韻)
摂養之方是最宜(韻)
園可誇人有何物
緑陰繁茂緑苔滋(韻)
(七言絶句。平声支韻)
消夏絶句 湖山七十七叟
[訓読]
朝昏の
灌漑は
手親ら
為す
摂養の
方、
是れ
最も
宜し
園の
人に
誇る
可きは
何物か
有る
緑陰繁茂し
緑苔滋し
消夏絶句 湖山七十七叟
[語釈]
朝昏 朝と夕方。
灌漑 植物に水やりをすること。
摂養 まもり育てること。
方 方法。
園 隠居所。
緑陰 木の生い茂った木陰。
繁茂 盛んに生い茂ること。
緑苔 緑色のこけ。
消夏 夏の暑さをしのぐこと。
[訳]
庭の草木への朝夕の水やりは、自分の手でしている。
これが草木を育てるには、一番の方法なのだ。
質素な隠居所で人に誇るべきものといえば、
生い茂った木と緑色のこけがむした庭であろうか。
夏の暑さをしのぐ(絶句) 七十七歳の翁・湖山
2010年5月1日公開。2010年5月6日修正。
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