伝記:
先生は、大蘭学者・大槻磐水(玄沢)先生の孫に当たります。父は、『近古史談』の著者、大槻磐渓先生です。
少時から学を好み、漢学・国学を修めました。明治8年、家督を弟の文彦(国語学者・『大言海』編者)に譲って隠居し、もっぱら好きな学問をしました。非常な博学家で、学は和漢洋をかね、ディレッタントとして名を馳せました。ことに日本音楽に造詣が深く、雅楽から俗謡にいたるまでの技術をマスターしており、自分でも長唄の詞を書いたりしています。
昭和3年、弟の文彦先生が『大言海』修訂途上で亡くなると、その後を引き継いで完成を急ぎました。如電先生も、昭和6年に亡くなりましたが、『大言海』修訂版は翌昭和7年にいたって完成したのです。
2001年11月10日公開。